
大混戦の優勝争いが最終盤を迎える。 11日目は2敗から3敗までに10人、12日目は5人、そして13日目を終えて4人に絞られた。2敗は東前頭筆頭の安青錦(21=安治川)と東前頭15枚目の琴勝峰(25=佐渡ケ嶽)、3敗は東前頭10枚目の熱海…

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将来の大関、横綱と期待され続けてきた男が、ついに潜在能力を開花させた。東前頭15枚目の琴勝峰(25=佐渡ケ嶽)が、新横綱大の里を破って初金星を挙げた。真っ向勝負から上手投げ。最後は土俵下で天を仰がせた。前頭安青錦と並ぶ2敗で、優勝争いの…

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前頭16枚目の熱海富士(22=伊勢ケ浜)が取組前まで1勝7敗と、極端に合口の悪かった大関琴桜を破り、優勝争いに踏みとどまった。 右を差して寄り立て、上手も引いて止まらずに寄り切り。「勝てたことは、すごくうれしい。やる(と決めた)ことを出…

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西前頭4枚目の玉鷲(40=片男波)が、小結高安(35=田子ノ浦)を押し出し、9勝目を挙げた。 両ベテランにとって41回目の対戦となり、玉鷲の20勝、高安の21勝となった。これを知った玉鷲は「あと1歩ですか。くそ〜」と言いつつも「本当に良…

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東前頭筆頭の安青錦(21=安治川)が西前頭8枚目の一山本(31=放駒)に勝ち、2敗を守った。 稽古でも相撲を取ったことがない初顔合わせだったが、戸惑いはなし。突きをかいくぐって、左を差して寄った。「自分らしい相撲が取れたんじゃないですか…

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新入幕の東前頭14枚目草野(24=伊勢ケ浜)が三役から初白星を挙げ、優勝争いに踏みとどまった。 大関経験者の関脇霧島を破り、場所前から目標としていた10勝に到達した。初めて外掛けで勝ち「タイミングが良かったのかなと思いました」。終盤の取…

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新横綱の大の里(25=二所ノ関)が痛恨の4敗目を喫して優勝争いから後退した。東前頭15枚目の琴勝峰(25=佐渡ケ嶽)に土俵際で逆転の上手投げを食らって、新横綱としてはワーストとなる今場所4回目の金星配給の屈辱となった。 八角理事長(元横…

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新入幕の東前頭14枚目草野(24=伊勢ケ浜)が初の三役撃破で10勝と2桁の大台に乗せた。関脇霧島(29=音羽山)と対戦。立ち合いから付き合って、右四つになると、抜群のタイミングで外掛けを繰り出して大関経験者を土俵に倒した。 昨年夏場所、…

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新横綱の大の里(25=二所ノ関)が痛恨の4敗目を喫して優勝争いから後退した。東前頭15枚目の琴勝峰(25=佐渡ケ嶽)に土俵際で逆転の上手投げを食らって、新横綱としてはワーストとなる今場所4回目の金星配給の屈辱となった。 悪癖の引き技は顔…

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東前頭15枚目の琴勝峰(25=佐渡ケ嶽)が初の金星を挙げて11勝目を挙げ、東前頭筆頭の安青錦とともに優勝争いトップの2敗を守った。新横綱の大の里(25=二所ノ関)に右を差されて寄られてが、土俵際で逆転の上手投げで金星を奪った。同10枚目…

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自己最高位、東幕下3枚目の朝白龍(26=高砂)が、7戦全勝で幕下優勝を飾り、来場所の新十両昇進を確実にした。幕内経験者で西幕下40枚目の矢後との全勝対決を快勝。立ち合いから終始前に出て、左下手、右上手を引いて寄り切った。得意の右四つとは…

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西三段目42枚目の小林(21=春日野)が、三段目優勝を果たした。東三段目15枚目の峰刃(26=錣山)を突き出し、7戦全勝とした。 峰刃は、5月の夏場所は序二段で6戦全勝同士で対戦して敗れた相手。雪辱した小林は「全然緊張しなかった。師匠に…

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東前頭6枚目の尊富士(26=伊勢ケ浜)が、13日目から休場した。尊富士は6日目の佐田の海戦で、右上腕部を負傷していた。13日目の対戦相手、藤ノ川は不戦勝になる。 尊富士は12日目まで5勝7敗だった。

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東前頭7枚目の翔猿(33=追手風)が、13日目から休場した。「右肘関節亜脱臼、右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷、変形性肘関節症で約4週間の安静加療を要す」との診断書を提出した。12日目の朝交流戦で負傷した。 翔猿の13日目の対戦相手の美…

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大相撲名古屋場所を左足親指負傷のため5日目から休場した横綱豊昇龍(26=立浪)について、師匠の立浪親方(元小結旭豊)は24日、8月3日からの夏巡業序盤は休場する方針を明らかにした。同月4日に予定している検査で問題がなければ、7日の茨城県…

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前頭16枚目の熱海富士は3敗対決を制し、優勝争いに名乗りを上げた。 この日までは幕内前半の取組で、目立たずに星を伸ばしてきた格好。それでも23年秋、九州と2場所連続で幕内の優勝争いに加わった実力を発揮した。相撲巧者の大関経験者、御嶽海に…

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幕下以下は7番中6番を取り終え、13日目に各段優勝が決まる。 ▽幕下 拓大出身の朝白龍(高砂部屋)と元幕内の矢後(押尾川)が6戦全勝。直接対決で勝った方が優勝になる。 ▽三段目 先場所の序二段を制した峰刃(錣山)と小林(春日野)が勝ちっ…

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東前頭15枚目の琴勝峰が優勝争いに食らいついた。小結高安とは、これまで2勝6敗。そんな対戦成績にとらわれることなく勝った。立ち合いから押し込まれたが、左にかわしつつはたき込み。土俵際での逆転だっため「内容が全然ダメなので反省しないと」と…

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東前頭14枚目の草野(24=伊勢ケ浜)が新入幕で初の幕内後半戦、初の三役戦となったが、関脇若隆景に寄り倒されて3敗に後退した。 低い立ち合いの相手に、右をねじ込んで組み止めた。だが相手は頭をつけて、得意な低い体勢を維持。そこからの寄り立…

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西前頭8枚目の一山本(31=放駒)は通算2個目の金星に目前まで迫ったが、取り直しの末に大の里に敗れた。勝てば10場所ぶりの2桁白星、優勝争いのトップキープなど、収穫の大きい白星となっていたが、取組後は吹っ切れた様子。「2番目は上体で取っ…

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新横綱大の里(25=二所ノ関)が“九死に一生”の薄氷の白星で、優勝争いに残った。2敗でトップに並んでいた西前頭8枚目の一山本を、同体取り直しの末に押し出し。最初の一番は悪癖の引きが出て押し込まれ、行司軍配は相手に上がった。際どい勝負だっ…

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ウクライナの新星が、鉄人の壁も破った。東前頭筆頭の安青錦(21=安治川)が、関取最年長40歳の玉鷲に勝ち、10勝目を挙げた。新入幕から3場所連続の2桁勝利は、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降で阿武咲、大の里に続いて3人目の快…

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西前頭15枚目の英乃海(36=木瀬)と西十両2枚目の友風(30=中村)との一番で、幕内格行司・木村朝之助(52=高砂)による「回し団扇(まわしうちわ)」があった。 友風が英乃海をはたき込んだが、朝之助は友風に上げた軍配をぐるりと回して英…

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2場所連続優勝中の大の里(25=二所ノ関)が取り直しの末、辛うじて3敗を守り、優勝の可能性を残した。西前頭8枚目の一山本(31=放駒)と対戦。立ち合いであたった後、まともに引いてしまい、行司軍配は一山本。物言いがつき、長い協議の末に同体…

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12日目の結びが終わった後、審判部は13日目の取組を編成した。 優勝争いに絡む力士の取組は以下の通り。 安青錦(10勝2敗)−一山本(9勝3敗) 草野(9勝3敗)−霧島(8勝4敗) 琴桜(7勝5敗)−熱海富士(9勝3敗) 琴勝峰(10勝…

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