遠距離バックアップ
長年の懸案であった、「遠距離バックアップ」ができました。
ここ何年かは、webの進化が速く、ブラウザとjavascriptだけで全てが解決すると考えてきました。
しかし、自動運転やバックグラウンドで運用ということになると、どうしてもブラウザだけでは解決できなくなります。
昨年から、VB.netを使用して、コンソールアプリ等の開発を進め、今回ようやく「遠距離バックアップ」の作成になりました。
webサーバーに接続した大容量ディスクやNAS(ネットワークHDD)のデータ、をwebに接続したPCやサーバーにバックアップするものです。
一般的なダウンロードと違うのは、差分でコピーをしますから、2回目からは、更新したフォルダやファイルだけが対象になります。
初回の全コピーは、回線速度にもよりますが、1ギガを3〜4分で行います。一般的な実用データを500ギガとすると、約30時間で終わります。
ディスクからディスクへの普通のコピーの1.5倍位の速度になります。普通のコピーと違うのは、途中で止めても、次回は続きからになるところです。
2回目からは、更新分だけになりますから、一日の更新データが1ギガとすると、3〜4分で終わることになります。
自動運転用に作ってありますから、夜間に動かせば、毎日のデータを日本中どこにでもバックアップを取ることができます。
災害列島の日本では、大切で膨大なデータを、遠隔地にバックアップすることが必要になると考えて作成しました。既に実用化を始めています。
レンタルサーバーに保管するだけですむような少量のデータには必要ないと思います。
しかし、数百ギガ〜1テラとなると、レンタルサーバーやクラウドでは大変になると思います。
ただ、レンタルサーバーに自動で差分バックアップ(アップロード)するアプリも作成する予定です。
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