○簡単ブログインストールで、ブログをサブドメインにインストールする方法。
お名前.comのサーバーの場合。
ブログ(WordPress)のインストール先(URL)
blog.ab123.jp/yamada/
WordPressはインストールのとき、FTPを使って、実行ファイルをインストールします。
そのため、blog.ab123.jpというURLにインストールするには、ftp.blog.ab123.jpというURL(ftpサーバー)が必要になります。
従って、ブログ用のblog.ab123.jpだけでなく、ftp.blog.ab123.jpがDNSで定義されていなければなりません。これが見つからないと、WordPressはDNSエラーを出します。
・DNSサーバーやレンタルDNSを使用している場合。
ゾーンファイルに、
blog.ab123.jp. IN A 192.168.10.100
ftp.blog.ab123.jp. IN A 192.168.10.100
以上の二つのレコードを追加してやります。
IPアドレスはレンタルサーバーのグローバルIPです。
・共有サーバーの場合は、
ドメイン管理ででサブドメインを作成します。
blog.ab123.jp を追加します。IPアドレスは入れない。
作成したサブドメインを開いてホストにftpがあるか確認する。
通常、wwwと同様、デフォルトで設定されています。
設定されていなければ追加する。
ftp.blog.ab123.jpが設定されます。
その他のレンタルサーバーの場合。
IPアドレスがあるVPSの場合は、上記のDNSサーバーの設定を参考にしてください。
共用サーバーで、ドメイン管理がなく、サブドメインが作成できないサーバーの場合は、あきらめてください。
○WordPressをにサブフォルダにインストールする方法。
お名前.comのサーバーの場合。
ブログ(WordPress)のインストール先(URL)
blog.ab123.jp/blog/yamada/
ブログのインストールURLで、
ドメインの後ろの入力ボックスに「/blog/name/」を入れてやる。
以上でOKです。
●WordPressの落とし穴
WordPressはCMS(コンテンツマネジメントシステム)の一種です。
プログラミングの知識がなくても、追加、更新、削除といったリアルタイムの動的なコンテンツを作成することができます。
大変便利なツールですが、HTMLファイルのアップロードと違い、出来上がったサイトのページや画像は実際のルートフォルダにはありません。
FTPで接続しても、どこにあるかわかりません。
それはWordPressが管理するシステムフォルダとMySQLというデータベースの中に、にユーザーには分からない形で保管されています。
WordPressでコンテンツを作ると、WordPressは、ユーザーが操作できない場所に、フォルダやファイルを次々と自動作成してゆきます。
同時にMySQLというデータベースに、コンテンツやフォルダやファイル情報を書き込んでゆきます。
WordPressのシステムフォルダ
一つのフォルダが一つのブログに対応している。
WordPressのシステムフォルダとファイル
ブログを削除しても残るケースが多く、FTPソフト等で削除することができない。PHPで削除プログラムを作る必要がある。>>別ページ参照。
自動作成されたMySQLテーブル
複雑な仕組みになっていることが分かると思います。
さて、これとHTMLコンテンツやPHPアプリケーションを共存させるにはどうしたらいいのでしょうか。全てWordPressで作った方がいいのでしょうか。
>>続く。
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