2003年5月9日に打上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が2005年9月に地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に到着し、2005年11月26日には小惑星イトカワへの降下着陸を行い、試料採取のためのタッチダウンに成功しましたが、その後のトラブルにより地球への帰還を3年延期することとなりました。そしてついに打ち上げから7年あまりの歳月を経て、2010年6月の地球帰還に向け、カウントダウンがはじまりました。 小惑星は惑星が誕生するころの記録を比較的よくとどめている化石のような天体だといわれています。そこで、小惑星から表面物質(サンプル)を持ち帰る(サンプル・リターン)技術が確立されれば、惑星や小惑星を作るもとになった材料や、惑星が誕生するころの太陽系星雲内の様子についての手がかりを得ることができます。地球上でサンプルの分析が行えるため、回収される量が少なくてもその科学的意義は極めて大きいものとなります。プロジェクトチームの強い信念と夢を載せた「はやぶさ」は、イオンエンジンと高い自律機能を持つ探査機で、数々の試練を乗り越え、イトカワからのサンプルと共に、2010年6月13日にオーストラリアのウーメラ砂漠に帰還する予定です(HAYABUSA MUSES-C)。 ■小惑星探査機はやぶさ物語 はやぶさ関連ニュース JAXA ■今週のはやぶさ君 はやぶさ君の冒険日誌 ISAS ■はやぶさとイトカワ(その1) (2005/9/21) はやぶさとイトカワ(その2) (2005/11/4) あかつきとイカロス D-web Portal ■太陽系はここまでわかった リチャード・コーフィールド もしも宇宙を旅したら 地球に無事帰還するための手引き ニール・F・カミンズ Amazon
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