今年もまた花粉の季節がやってきました。花粉症対策の基本は、花粉症になりにくい体質づくり。つまり食生活に気を配ることや生活習慣の改善によって、免疫力を高め、症状を軽減することができます。
近年注目されている「α-リノレン酸」は多価不飽和脂肪酸の一つで、アレルギー症状を緩和させる働きがあります。体内で合成することができないため、食品から摂取しなければならない必須脂肪酸で、しそ、えごまなど緑色の濃い野菜、植物油（しそ油、エゴマ油、なたね油等）やクルミなどに含まれています。α-リノレン酸は酸化しやすいので、開封したら早めに使いきりましょう。効率良く摂取するには炒め物のように加熱するより、ドレッシングなどの生の状態で摂取するのがよいそうです。青魚に含まれるEPAやDHAは過剰摂取したリノール酸とのバランスを整え、免疫力を正常に戻す働きがあります。
花粉症の症状の悪化には腸内環境や血行の悪さも影響するといわれていますから、生姜やにんにくのように身体を温める食材や、腸内に善玉菌を増やす乳酸菌を含むヨーグルト、ぬか漬け、納豆、味噌などの発酵食品も効果があるそうです。
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