『源氏物語が宮中で評判になっている』これは1008年(寛弘5年)11月1日の「紫式部日記」の記述です。今年は源氏物語が世に出て1000年の節目の年(千年紀)にあたります。千年もの間、ずっと色褪せることなく世界中の人々に愛され、読み続けられてきた源氏物語とはいったいどんなお話なのでしょうか(ショートストーリー)。はるか昔、学生時代に受験勉強で断片的にかじってはいるものの、残念ながら「助動詞の活用に頭を悩ませた」ことくらいしか記憶にありません。果たして『54帖』全部通して読んだことがある人がどれくらいいるのでしょうか? 幸いなことに、今は口語訳をはじめ、わかりやすいガイド本、コミックや1帖をわずか8コマの漫画で「全編読んだ気になれる」ものや、当時の庶民の生活や王朝エリート貴族の生活の様子、登場人物の系図や時代背景の解説などを折り混ぜながら、楽しく理解を深められるものが多数出版されています(注目の新刊)。秋の夜長に、千年前のラブロマンスに想いを馳せ、登場人物の個性的な姫君に入れ込んだりしながら、平安の都を舞台にした様々な恋を描いた美しくもせつない物語を、自分に合ったスタイルで楽しんでみてはいかが? ■はじめて読む人のための源氏物語千年紀特集 Amazon 本 ■伊井春樹/源氏物語を読み解く100問 ■山口博/王朝貴族物語―古代エリートの日常生活 ■源氏物語の色 (別冊太陽 日本のこころ 60) ■源氏物語千年紀委員会 イベントカレンダー 千年紀オリジナルグッズギャラリー -----
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