京都のお寺へ行くと紅葉がとてもきれいですが、古くから日本の庭園には真っ赤に紅葉する「カエデ」の木が好んで植えられていたようです。日本人は万葉の昔から秋にもみじを鑑賞するのが好きだったのでしょう。ところで「もみじ」と「カエデ」はどう区別されているのでしょうか? 盆栽や造園の世界では、葉が5つ以上に切れ込んでいるものをモミジ、切れ込みが3つのものをカエデとよんでいるそうですが、実は、イロハモミジ、ヤマモミジ、ハウチワカエデなどの名前がついていても、すべて『カエデ属』で、植物学上の分類ではモミジとカエデの区別はありません(日本のカエデ)。 もともと「もみじ」という言葉は「秋になって紅葉・黄葉する」ことを指す動詞「もみつ(紅葉つ・黄葉つ)」から来ていて、「モミジ」という植物があるわけでなく、赤く紅葉する「カエデ」を一般的に「もみじ」と呼ぶようになったようです。「カエデ」は蛙の手に似ているところから「かえるで」、「イロハモミジ」は葉の切れ込みが7つあるのを「いろはにほへと」と数えたところから付いた名前だとか。外国のカエデでは、ホットケーキに欠かせないメイプルシロップがとれるサトウカエデが、カナダの国旗でおなじみ。またカエデの木は家具や野球のバット、ピアノ・バイオリンの材料としても使われています。 ■全国紅葉名所ガイド2010 紅葉トリビア Walkerplus ■名前の由来 紅葉、黄葉のメカニズム メイプルシュガーの製造風景 カエデともみじ ■楓(かえで)・紅葉(もみじ) 季節の花300 ■D-web/全国紅葉情報2010 京都紅葉最新情報 -----
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