この秋、東京・上野公園の国立西洋美術館で、日本でも人気のノルウェーの国民的画家、エドヴァルド・ムンク(1863-1944)の作品を一堂に集めた大規模なムンク展が開催されます。ムンクといえば愛と死、不安、絶望といったテーマでとらえられ、中でも「叫び」(1893年)はあまりにも有名ですが、今回は「装飾画家」としてのムンクの軌跡をたどる展覧会で、彼の核となる一連の作品を、一つずつ独立した作品として鑑賞するのではなく、全体でひとつの作品としてとらえる、すなわち各パートの演奏がひとつにまとめられたときに交響曲が完成するように、作品同士が響き合いこだまするような展示構成になっています。それは「生命のフリーズ」(フリーズ:ギリシャ・ローマ建築の帯状装飾のこと。ここでは「シリーズ」に近い意味で使われています)と名付けられた壮大なプロジェクト(装飾壁画)なのです。壁画の下絵となった油彩や素描など主な展示作品はこちら。期間中、講演会、映画上映会などの企画もあります。尚、「叫び」は出展されませんのでご注意ください。 ■ムンク展 レッツエンジョイ東京 ■Works from the collection オスロ市立ムンク美術館 ■エドヴァルド・ムンク Salvastyle.com ■エドヴァルド・ムンク―生命のダンス― DVD ■映画 「ムンク 愛のレクイエム」 PARIS EIGA CO.LTD. ■D-web/色彩のファンタジー〜シャガール展 -----
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