記録的な暖冬で、今年は桜の開花は平年より早い地点が多いと予想されています(
気象庁 第2回さくらの開花予想)が、暖かいから早く開花するというわけでもないのだそうです。桜は、夏頃に翌春咲く花のもととなる花芽(かが)を形成し、いったん「休眠」に入ります。休眠した花芽は冬の低温にさらされると再び眠りからさめ、成長をはじめます。これを「休眠打破」と呼び、1年のうちで最も寒い1月から2月ころに起こります。1日の平均気温が3〜9℃程度の日が2週間ほど続くと休眠から目覚めるといわれ、休眠打破の後、気温の上昇とともに成長し開花します。低温の期間がないと花芽は目覚めないので、鹿児島や宮崎など、今年はかえって開花が遅れ、地域によっては昨年に比べ一週間ほど遅い開花のところもありそうです。厳しい冬の寒さがあってこそ、春の桜が美しく咲くのですね。 ■第1回目 桜開花予測 さくら情報 ウェザーニューズ ■第4回目 桜開花予測 ■開花のしくみ このはなさくや図鑑 ■2009年桜の開花状況はこちら。 -----
一言ログファイル 関連記事
|
スポンサードリンク
|