中国では古くから桃は邪気を祓い長寿を保つ霊木とされたことから、桃の節句には、奈良・平安時代の王朝貴族は「曲水の宴」を催し、詩を詠み、桃の花を浮かべた、「桃花酒」を飲んだと言われています。その後江戸時代には白酒が一般的に飲まれるようになり、「豊島屋の白酒」は江戸庶民の間で大人気となりました。白酒は蒸したもち米や米麹にアルコール・みりんなどを加え熟成させたもろみを、搾らずにすりつぶして造るお酒で、アルコ−ル分は10％前後、リキュール類に分類されます。
一方、お米と米麹だけで造る甘酒はノンアルコールですから、家庭でも造れ、子どもから大人まで楽しめます。甘酒といえば冬のイメージですが、江戸時代には体力の落ちる真夏を乗り切るために栄養を補給する「夏バテ防止の栄養ドリンク」だったそうです。甘酒と白酒はまったく別物なのです。
■曲水の宴　太宰府天満宮
■桃の節句とお酒　菊水　酒と食の歳時記
■ひな祭りのお酒　日本名門酒会
■甘酒と白酒の違い　食の生活110番Ｑ＆Ａ
■炊飯器で作る甘酒　ボブとアンジー
■白酒と甘酒は別物！　AllAbout
■手作り甘酒を作ろう　漬けるドットコム
■D-web/ひなまつりのレシピ ちらし寿司の作り方　お雛様の飾り方　関東と関西、ひなあられの違い　桜餅の作り方
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