このところ各地で熊の目撃情報や作物の被害、襲撃事故が急増しています。今年は数年ぶりにエサとなるドングリなどの木の実が少ないため、冬眠を前に栄養をつけるために人里へ下りて来てはトウモロコシやリンゴ、プルーンなどの農作物を荒らすのだそうです。また最近はマイマイガの大発生による影響もあるのだとか。 かつての里山は、薪炭林として利用されるなど常に人の手が入り、奥山と人里との緩衝地帯として熊が人里に下りることを防いでいましたが、近年では高齢化・過疎化で山に入る人が減り、山間部の農地が放置され、雑草が繁茂し、農地が山へ戻りつつあることも要因と言われています。またエサとなるゴミが行楽地、キャンプ場などに散乱しているなど、人間の営みが里山を熊の住みやすい環境に変化させてしまったと言えます。『人間のいるところにはおいしい食べ物がある』と覚えてしまうからです。 キノコ狩りや行楽などで山に入る時は、鈴やラジオなどの音を鳴らして人間の存在を熊に知らせること。熊には出会わないのが一番ですが、もしも出会ってしまったら、歌の中のクマさんのように「お嬢さん、お逃げなさい」と言うかどうかは知らないが、決して慌てず状況を判断し、背中を見せずにゆっくり立ち去ることだとか。間違っても走って逃げたり、死んだフリはしないほうがよいそうです。 ■クマ出没情報ブログ ツキノワグマ・ヒグマの出没目撃情報リスト。クマ撃退グッズも。 ■ツキノワグマによる被害を防ぐために 信州ツキノワグマ研究会 ■日本クマネットワーク ■日本ツキノワグマ研究所 ■渡島のヒグマ 北海道渡島支庁 ■山路風ネットワーク アウトドアポータル ■D-web/スズメバチにご注意! -----
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