地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に接近して観測を続けている小惑星探査機「はやぶさ」は、太陽系誕生の謎に迫るべく、まもなく着陸して「イトカワ」の表面物質を採取する。重力がほとんどない小惑星では着陸したままの状態を保てないので、正確には「着陸」ではなく「接触」に近く、わずか1秒ほどの間に5gの金属球(ターゲットマーカー)を秒速300mで発射し、「イトカワ」の表面から飛び散った破片を採取するのだという(「はやぶさ」ミッションの概要)。このターゲットマーカーには「星の王子さまに会いに行きませんか」キャンペーンの参加者88万人の名簿が刻まれている。星の王子さまが住んでいるかも知れない小惑星イトカワには『ミューゼスの海』や『ウーメラ砂漠』『内之浦』という地名(地形名)がつけられているが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)では着陸地点の地名を一般公募するという。星の王子さまからの返信メッセージを乗せた「はやぶさ」が、往復20億キロの長い旅路を終えて地球に帰還するのは2007年6月の予定。
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