今年も108年の歴史を持つ世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランス(公式サイトはこちら。仏語・英語・独語・西語)が開幕した。真夏のフランスを3週間(7/2〜7/24)かけて3430kmを走破するツールは、毎年沿道に詰め掛ける約1500万のファンと世界約190カ国のTV視聴者(日本ではJ SPORTSで中継)が観戦している、オリンピック、ワールドカップに並ぶ世界最大級のスポーツイベントのひとつ。第98回の今大会は新城幸也が所属するチーム・ヨーロッパカーの本拠地、ヴァンデ地方で開幕。残念ながら今年は日本人選手の出場はないが、毎日のステージはバラエティに富み、平均時速は約40km、山岳コースが6ステージ、そのうち山頂フィニッシュが4つあり、超級、1級、2級あわせて23の峠を越える(大会スケジュール)。今年はチームトライアルが復活し、個人トライアルと併せて2度のTTが行われる。 参加は全22チーム。各チーム9選手で構成され、198選手がスタートラインに並ぶ。注目は、ジロ&ツールのダブルツール制覇に期待がかかり、現在、出場したグランツールで6連覇中のアルベルト・コンタドールと、昨年はわずか39秒差で黄色いジャージを逃した、2009・10年の総合2位のアンディ・シュレクの対決。誰がマイヨ・ジョーヌを着ることになるのか、毎日目が離せない。真夏の太陽の下、カラフルなサイクルジャージを身にまとった『鉄人』達の集団が、町から町へとフランス全土を駆け巡り、旅のゴールはパリ、シャンゼリゼ大通りで、世界中の観客達に感動と興奮をもたらすのだ。 ツール・ド・フランスをより楽しむためのサイトはこちら。
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