大阪ドームが、今後ロックコンサートの会場使用を許可しない方針であることがわかった。大阪ドームといえば近鉄バッファローズの本拠地で関西最大の全天候スタジアム。サザンオールスターズや浜崎あゆみ等のドームツアー、エアロスミスやローリングストーンズ等の来日公演など、ビックアーティスト達の定番ライブ会場でもある。
大阪ドーム側は、ロックコンサートの曲にあわせて観客が跳びはねる振動が付近住民の間で問題になっていることからだというが、その程度の理由ならば、床に消音耐震装置をつける等の物理的な対策のほか、アーティストから観客への働きかけで飛び跳ね禁止にすればよいことで、禁止理由が不透明という声がでている。
代わりとなる大阪城ホールの定員は大阪ドームの3分の1ほどで、音楽業界や音楽ファンの落胆は大きい。
ロックコンサートや格闘技などの興行は集客率がよく大きな収入源でもあるため、今回の方針の裏にはプロ野球問題を含んだ別の事情も考えられる。球界再編問題の波紋は広がる一方だ。
いわゆるドーム球場等の多目的施設は、音の反響を緻密に考えた音楽ホール専用設計ではない為、極上の音の響きを鑑賞するようなクラシックコンサートなどには到底使えず、音のことには少々目をつぶった多人数収容の大規模なロックコンサート向きの会場であることを付け加えておく。
-----
一言ログファイル 関連記事
|
スポンサードリンク
|