日本のインターネット黎明期は、学術機関を結んだネットワークだった。大半のメールアドレスは、理系大学AC.JPドメイン。情報交換は、ブラウザではなくNetNews。国別に各種カテゴリがつくられ、NetNewsでの発言には礼儀と秩序があった。
課金制プロバイダの登場で、インターネットは急成長する。インターネット=ウェブサイト(何故かホームページと呼ばれた)と認識され、「○○○のホームページ」いうような個人サイトが流行し、アダルトサイトの登場でプロバイダへの加入も激増する。誰もが睡眠不足になり、プロバイダとNTTの請求に目を丸くした。
そして今、常時接続環境や携帯電話の普及でバーチャル世界が現実世界と結ばれた。時間を気にせずにあらゆる情報が取り出せ、ウェブサイトのブラウジング以外にも、テレビ会議やRSSリーダー、P2Pを利用したコミュニケーション、ライブカメラやストリーミングといったアプリケーションが注目を浴び始めている。汎用型ネットワークへの回帰である。
各家庭、各個人につながる夢のネットワーク。本当のインターネットが姿を見せはじめた。
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