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八十八夜(はちじゅうはちや)
八十八夜(はちじゅうはちや)は雑節のひとつ。立春から数えて88日目で毎年5月2日ころ。間もなく立夏となるが、まだ遅い霜が降りるころでもある。このころの霜は「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の泣き霜」と言われ農作物に被害がおよぶ。農家に注意をうながすために八十八夜が暦に載せられた。文部省唱歌「茶摘」にあるように、縁起の良い八十八の数と合わせ、この時期に摘み取られた新茶は上質で不老長寿のお茶とされる。
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メーデー
1886(明治16)年、シカゴの労働者が「8時間労働制」を求めてストやデモを行ったことを記念し、1889(明治22)年の第二インターナショナル創立大会でこの日を国際的な労働者の祭典・万国労働者団結の日と制定した。翌1890(明治23)年に第1回メーデーが開催された。日本でのメーデーは1920(大正9)年5月2日に上野公園で行われたのが最初で、その後全国に広がったが、1936(昭和11)年に政府によって禁止され1946(昭和21)年まで中断された。元々は、ヨーロッパでこの日に行われていた春祭りで、花の冠を被った「5月の女王(May Queen)」を仕立てて楽しむ日だった。
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日本赤十字社創立記念日
1877(明治10)年、佐野常民らが博愛社を設立し、西南戦争の負傷者を政府軍・西郷軍の別なく救護した。1886(明治19)年に日本が万国赤十字条約に加盟したため、1887年5月20日に日本赤十字社と改称した。
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扇の日
京都扇子団扇商工協同組合が1990(平成2)年に制定。『源氏物語』では女性が光源氏に扇を贈っていることから、「こ(5)い(1)」(恋)の語呂合せ。
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スズランの日
イギリス・フランスでは、この日スズランを贈られた人には幸せが訪れると言われている。
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