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白露(はくろ)
白露(はくろ)は二十四節気のひとつ。毎年9月8日ごろ。また、この日から秋分までの期間も白露という。『暦便覧』には、「陰気やうやく重りて、露こごりて白色となれば也」とある。秋の訪れとともに夜間に冷えた大気が夜明けころには露となりはじめるころ。朝夕の風には肌寒さを感じる時もある。
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十五夜(中秋の名月)
旧暦の8月15日を「十五夜」「中秋の名月」という。「秋の真ん中に出る満月」の意味で、旧暦では7〜9月を秋としていたことから、8月15日が秋のちょうど真ん中とされた。欠けるところのない満月は豊穣の象徴でもあった。「十五夜」にはこれから始まる収穫期を前に、豊穣を祈り収穫を感謝する初穂祭としての意味あいがあり、芋をお供えしたことから「芋の名月」とも呼ばれる。また、中秋の名月に「月見」をしたなら、1ヶ月後の豆・栗名月の「十三夜」(旧暦の9月13日)にも月見をしないと、「片見月」は縁起が悪いと嫌われていた。
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国際識字デー
識字とは「読み書きができる」という意味。戦争、貧困、差別のため全世界で成人で読み書きのできない成人はおよそ8億6000万人(2002年・ユネスコ)。1965年イランのパーレビ国王が軍事費の一部を教育費に充てることを提唱。それを記念しユネスコが制定した。
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サンフランシスコ平和条約調印記念日
1951(昭和26)年、サンフランシスコで対日講和会議が開かれ、その最終日であるこの日、日本と連合国の間で「日本との平和条約(サンフランシスコ平和条約)」と「日米安全保証条約」が調印された。日本を含めて59か国が調印したが、ソ連等3か国が調印を拒否し、中国は最初から招待されなかった。この時の日本の全権大使は吉田茂首相だった。
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明治改元
慶応4年(1868)、元号を明治に改めた。また、以後一天皇は一年号とすること(一世一元の制)を定めた。
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ニューヨークの日
1664年、ニューヨークが誕生した。1626(元和16)年、オランダの西インド会社がマンハッタン島の南端にニューアムステルダムを開港し、1664(延宝2)年のこの日にイギリスの支配下に移った時に、ヨーク公に因んで名前をニューヨークに改めた。
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千代尼忌,素園忌
加賀の俳人・千代(千代尼,素園)の1775(安永4)年の忌日。
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