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焼酎の魅力



昨今、焼酎ブームがヒートアップしています。芋焼酎、麦焼酎、黒糖焼酎などの本格焼酎や泡盛が特に人気のようです。「幻の焼酎」とよばれる「森伊蔵」の偽物がネットで出回ったり、「村尾」「魔王」「百年の孤独」などのプレミア焼酎が2万3万円で取引されたりといった話題もつきません。一方で、お手頃価格で手に入る多種多様な銘柄の焼酎を、いろいろな飲み方で楽しめるというのも、焼酎の魅力のひとつです。
 
また、「健康のために焼酎に替えた」という話をよく耳にします。「カラダにいいから」とか「二日酔いしないから」「太らないから」といって焼酎を飲む人も増えているようです。女性に人気が出たことで焼酎ブームに火がついたとも言われています。現代人の最大の関心事である「健康」と「ダイエット」に焼酎はどのような効果があるのでしょうか?

いざ「焼酎を飲んでみよう!」と思って、酒屋さんやコンビニの棚にズラリと並んだ焼酎のラベルを見ると、どれにしようか迷ってしまいます。それぞれの蔵元がこだわりをもって造っている焼酎たち、みんな飲んでみたいところだけれど、芋?麦?どれがおいしいの? 自分好みの焼酎を見つけるには? 本格焼酎って何? どんなお料理に合うの? う〜ん、わからないことだらけ!

D-webポータルでは、焼酎についてもっと知りたいあなたのために、焼酎の魅力をいろいろと探ってみました。種類、製法から、美味しい飲み方、焼酎と健康、こだわりの酒器まで、楽しく美味しく健康に味わうためのお役立ち情報が満載です。

今宵きっとあなたの食卓に、焼酎がデビューすることマチガイなし!


目 次

焼酎ブーム

焼酎の分類 (甲類・乙類)

本格焼酎の種類・産地と特徴

本格焼酎の製法

かめ壷仕込みって?
麹菌の種類(黒麹・白麹・黄麹)

焼酎と健康
本格焼酎ってカラダにいいの?

血栓症予防に効果(血液サラサラに)
気になるカロリーは?
二日酔いしないってホント?
もろみ酢も人気

美味しい飲み方は?
銘柄よりも飲み方!

生(き)
お湯割り
水割り
オン・ザ・ロック
ぬる燗

こだわりの酒器

黒ヂョカ
カラカラ
ガラとチョク
ソラキュウ
薩摩切子

料理と本格焼酎

本格焼酎入りチョコレート

焼酎こぼれ話

New! イメージを変えたボトル
New! さまざまなネーミング
焼酎の歴史
ニュースから

蔵元探訪記

リンク集

酒造組合サイト
蔵元検索サイト
酒販サイト



焼酎ブーム

第一次焼酎ブーム

 70年代「6:4のお湯割り」が流行り、「薩摩白波」や「蕎麦焼酎雲海」などの「お湯割り」が一躍もてはやされました。
 
第二次焼酎ブーム

 80年代には飲み口のスッキリした「缶チューハイ」を中心とした甲類焼酎(「樹氷」、「トライアングル」、「純」など、炭酸や果汁で割って飲む焼酎)が、東日本を中心に流行りました。
 
第三次焼酎ブーム

現在のブームは、芋焼酎はじめ、麦、蕎麦、黒糖、泡盛といった原料の味わいの深い本格焼酎(乙類)が中心で、「森伊蔵」「村尾」「魔王」といった幻の焼酎から、「二階堂」「霧島」といった定番、売れ筋のものまで、実に多種多様です。蔵元の工夫・努力によって従来の「クセの強い焼酎」というイメージから「原料の個性を活かしたまろやかな焼酎」へと変わってきたことも、広く受け入れられる要因となりました。
 また、「血栓症の予防に効果がある」ということが知られるようになり、血液をサラサラにするために、焼酎を飲む人が増えています。
 
NHK朝の連続テレビ小説『わかば』(2004年9月〜放送)の舞台となっているのは、宮崎県の井上酒造という芋焼酎の蔵元です。「飫肥杉(おびすぎ)」という商品名は、ドラマの中では「飫肥錦(おびにしき)」として登場しています。
 
 2004年7月にはついに本格焼酎の出荷量が1万319キロリットルと、初めて清酒の出荷量1万129キロリットルを抜き、さらに需要は右肩上がりを続けています(日本政策投資銀行南九州支店リポートより)。

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焼酎の分類 (甲類・乙類)

焼酎は、昭和28年酒税法によって、甲類と乙類の2種類に分けられています。
 
焼酎 甲類・・アルコール含有物を連続式蒸留機で蒸留したもので、アルコール分36度未満のもの

(蒸留操作を何度も繰返すので、アルコールの純度が高く無色無臭。36度未満に水で薄められてつくられる。爽快な味わいで、家庭でつくる果実酒の原料となるホワイトリカーや、酎ハイ、カクテルとして飲まれる。)

 ・甲類焼酎のすべて 焼酎SQUARE…果実酒やカクテルの作り方いろいろ。日本蒸留酒酒造組合。
 
焼酎 乙類・・アルコール含有物を単式蒸留機で蒸留したもので、アルコール分45度以下のもの

(昔からの製法で造られている伝統的な焼酎。原料それぞれの香りと旨味が残り、蔵元の特色の出る焼酎)
 
しかし、甲類、乙類という表現は等級の違いのようで紛らわしいため、原料の風味が活かされた乙類の焼酎は、昭和37年大蔵省令で「本格焼酎」と表示することを認められました。乙類の中でも沖縄特産の焼酎は「泡盛」といいます。

 ・本格焼酎と泡盛って何?…基礎知識からQ&Aまで。日本酒造組合中央会。

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本格焼酎の種類・産地と特徴

 本格焼酎と泡盛は、澱粉質原料(穀類、芋類)や糖質原料(黒糖、なつめやし)を発酵させ、これを単式蒸留機で蒸留したもので、芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、蕎麦焼酎、黒糖焼酎など、日本の伝統的な蒸留酒です。その出荷量を原料別に見ると、麦焼酎が約4割、次いで芋焼酎が約3割、米焼酎が2割弱、蕎麦焼酎とその他の焼酎で1割弱となっています。
 
産地はいずれも南九州の温暖な土地で、清酒造りには適さない(もろみが腐敗してしまうため)温暖な気候と、米造りには適さないがサツマイモやサトウキビの成育には適した土地と風土が生んだ酒といえるでしょう。
古くからそれぞれの土地に伝わる製法で、素材の香り、風味、旨味を活かして造られていますが、最近では飲みやすさを求める傾向も強く、ソフトでまろやかな風味のタイプのものと、昔ながらのしっかりした個性のタイプのものとの2種類があるようです。
 
芋焼酎

代表的産地…鹿児島県・宮崎県・東京都伊豆諸島
鹿児島県・宮崎県にまたがる旧薩摩藩の地域が、代表的な産地である。
芋焼酎は、蒸し焼きにしたサツマイモ特有の芳香と甘味があり、原料の特徴がそのまま現れる。水・湯で割っても風味がくずれない。原料となるのは主に「黄金千貫(コガネセンガン)」という品種の、澱粉量が多いサツマイモで、他の米・麦などの穀類と大きく違うのは、糖分や水分が多く収穫直後から品質変化が始まってしまう(腐りやすい)ということ、つまり乾燥して保存ができないことから、新鮮なサツマイモを収穫後すぐに仕込むため、ふっくらとした甘味と香りがそのまま活かされるのが特徴である。特にお湯割りにすると香りが引き立ち、味の輪郭もはっきりとしてくる。

 ・霧島ファクトリーガーデン 芋づくり 黄金千貫が育つまで

 ・今日の気分は? いも
 
麦焼酎

代表的産地…大分県・長崎県・九州全県
長崎県壱岐が発祥の地で、課税の厳しい米ではなく麦で造ったのが起源といわれ、大分県をはじめとする九州の各地でも造られる。麦特有の香ばしい香りがあり、まろやかで甘味があり、癖がないのが特徴。麦麹を使ったものと米麹を使ったものがあり、伝統的な濃醇な旨味のタイプ(壱岐産のものが主流)と、軽快な甘味のタイプ(大分産のものが主流)がある。オン・ザ・ロックがよく合う。

 ・今日の気分は? 麦
 
米焼酎

代表的産地…熊本県・全国
熊本県人吉盆地の球磨焼酎に代表される米焼酎は、米特有の風味と、濃醇な旨味が特徴である。最近ではソフト化の傾向で、吟醸香があり淡麗でキレのある味わいのタイプのものが流行である。

 ・今日の気分は? 米
 
蕎麦(そば)焼酎

 代表的産地…宮崎県・福岡県・長野県・北海道
宮崎県の高千穂地方が主産地であるが、信州や北海道などでも造られている。米、麦、芋など他の焼酎に比べて蕎麦焼酎の歴史はまだ浅い。初めて製品化されたのは1973年のことである。蕎麦にはビタミンB群が多く含まれており、また毛細血管を強くし、動脈硬化を防ぐ「ルチン」という物質が多いことがわかっている。
蕎麦特有のフレッシュな香りと、軽快な丸味があり、飲みやすく若い人に人気のタイプ。

 ・今日の気分は? 蕎麦・黒糖・その他
 
黒糖焼酎

代表的産地…鹿児島県奄美大島
奄美大島諸島に限られて、黒糖(サトウキビの搾り汁を煮詰めて結晶化させたもの)から米麹を用いて造られる、ラム酒のような芳香とまろやかな甘味の焼酎。焼酎の中では最もウイスキーに近い風味が感じられる。甘い香りはするが、蒸留するので糖分はゼロである。
長寿でギネスブックに載った泉重千代さんは、その天寿を全うするまで、毎日黒糖焼酎で晩酌をしていたという。ちなみに泉重千代さんは、30度の焼酎7勺(130ml)に水を加えて約3倍の2合にして、燗をつけて楽しまれていたそうである。
 
泡盛

代表的産地…沖縄県
沖縄県下で造られる焼酎で、米焼酎が国産米を原料とするのに対し、泡盛は硬質のインディカ米(タイ米)を原料とし、黒麹菌(クエン酸を良く出すため、温暖な気候でももろみが腐敗しにくい)を用い、100%米麹だけで発酵させた日本最古の蒸留酒である。3年以上貯蔵熟成させたものを古酒(クース)といい、その芳醇で上品な香りとまろやかさは昔から人々に愛され、琉球王朝時代には、中国や日本に献上品として珍重された王府の御用酒であった。泡盛は瓶でも熟成することで知られているが、「仕次ぎ」という古くからの熟成法では、家宝伝来の百年古酒などというものもある。

 ・今日の気分は? 泡盛
 
酒粕焼酎(粕取焼酎)

代表的産地…全国
酒粕に籾殻(もみがら)を混ぜて蒸留する焼酎。清酒蔵で、清酒の副産物としてできる酒粕から造られることが多く、全国の清酒蔵の余技としての性格がつよいので、あまり数は出回っていない。
 
その他

トウモロコシ・コウリャン・キビ・ハトムギ・カボチャ・栗・胡麻・サトイモ・ジャガイモ・ニンジン・ナツメヤシ・シソ・ワカメ・海苔・マタタビ・ヒマワリの種、牛乳などなど、本当に多種多様である。

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本格焼酎の製法

 本格焼酎は主原料によっていろいろな種類がありますが、ここでは芋焼酎(主原料にサツマイモを使用)の例をとって、その製法を紹介してみます。
 
1 
洗米・蒸す

焼酎造りに不可欠なのが麹菌というカビの一種。麹菌は原料のデンプンを糖質に変え、アルコール発酵できる状態にする。麹の培養には良質のうるち米を使う。洗った米を一定時間水に浸したあと、蒸す。(麦麹を用いる麦焼酎もある)。
 
2 
製麹(せいきく)

蒸し米を35〜40度に冷却して種麹菌をまんべんなく混ぜる。培養装置で2日間かけて麹菌を繁殖させる。
 
3 
一次仕込(一次もろみ)

麹に水と焼酎酵母を加えて、タンクやかめ壷に入れて、念入りに撹拌する。25〜30度くらいの温度を保ちつつ、一週間かけて発酵させたものを「一次もろみ」という。焼酎酵母の増殖が目的で、1cc当たり約4億〜5億個もの酵母がいる。
 
4 
原料の処理

原料のサツマイモを選別してよく洗い、ヘタや傷の部分を切り落とし、蒸してから粉砕する。
 
5 
二次仕込(二次もろみ)

「一次もろみ」にサツマイモ(主原料)と水を混ぜて10日から2週間かけて発酵させる。麹菌の酵素がデンプン質を糖に変え、焼酎酵母がその糖をアルコールと炭酸ガスに分解する。この二次もろみに使用する原料によって、芋焼酎、米焼酎、麦焼酎、黒糖焼酎などに分かれる。
 
6 
蒸留

発酵の終わった「二次もろみ」を単式蒸留機で蒸留し、もろみ中のアルコール分を回収する。これが原酒で、アルコール分が40%前後ある。特に最初に出てくる部分のことを「初垂れ(はなたれ)」または「初留取り」と呼び、旨味成分が一番凝縮された華やかな部分である。本来は蔵人のひそかな楽しみとされていた。
蒸留には、常圧蒸留と減圧蒸留という2種類の方法があり、酒質を大きく左右する。
 

常圧蒸留…通常の気圧(水の沸点は100度)で蒸留する。
古くから一般的に行われている製法。
原料の旨味が強くでるため、濃厚な香りや味わいを個性とするタイプの焼酎ができる。
芋焼酎や泡盛などに多く使用される。
 
減圧蒸留…真空に近い状態(水の沸点は40〜60度)で蒸留する。
タンク(釜)を真空ポンプで減圧状態にする。各種揮発成分が少なくなるため、すっきりした軽い風味になるので、淡麗さを強調した米焼酎や麦焼酎を中心に使用される。
 また、生産量を増やせるため、全国ブランドで展開する製品にも重宝される。
 

7 貯蔵

原酒の油性成分などを取り除き、刺激的な香りを消し、味や香りに丸みを持たせるために貯蔵する。かめを使えば柔らかく仕上るし、木樽なら樽が持っている芳香やコクが活きる。貯蔵期間はタンク(容器)の材質・容量・外気温などによって異なる。
 
貯蔵にはそれぞれの蔵元が工夫を凝らし、オリジナリティを売りにしているものもある。最近では「女性杜氏が仕込んだ、音楽を聴かせて熟成させた焼酎(タンクに音響振動を与えて分子を小さくする)」などというものにも人気があったりする。
 
8 
割り水

原酒のアルコール度数を調整する作業。焼酎の割り水には、ミネラル成分を含んだ良質の地下水(伏流水)が用いられるので、その地方により風味が異なる。
 
9 
瓶詰め・出荷

霧島ファクトリーガーデン…本格焼酎ができるまで。
 

かめ壷仕込みって?
 
かめからの無機質の溶出による触媒効果が働き、かめの呼吸作用や遠赤外線の影響により、焼酎をマイルドにさせる効果があります。
一次もろみや二次もろみをかめで仕込むことにより、風味豊かで滑らかな味わいがうまれます。「伝統手造り、少量かめ壷仕込み」というような表現が使われています。
 
また、かめで2年、3年、5年と「長期貯蔵・熟成」したものは味に丸みがあり、大変に人気があります。かめの大きさは一石から三石(一石は180リットル)で、かめを土に埋めることで、温度を一定に保つことができます。
 
かめ壷で仕込まれ、長期貯蔵された昔ながらの蔵元こだわりの本格焼酎は、やはり生産量が限られています。品薄で数量限定で販売されることから希少となり、手に入り難いと知るとよけいに一度は飲んでみたいと思うのが人間の心理、これが「幻の焼酎」「プレミア焼酎」と呼ばれる所以でしょう。
 

 

麹菌の種類
 
焼酎を造るのに用いられる麹菌には、次の3種類があります。
 
黒麹…沖縄(琉球)で泡盛造りに使われていた麹菌で、クエン酸を多く含んでいるため、温暖な気候でももろみの腐敗防止の助けとなるので、明治の中期ころから芋焼酎造りにも黒麹が使われるようになりました。甘味とコクのある味に仕上るのですが、黒い胞子で身体や衣服が汚れるので、蔵人から敬遠されるようになり、白麹菌が発見されてからは白麹が焼酎造りの主流となりました。しかし最近は再び、黒麹仕込みの甘味とコクのある芋焼酎の需要が増えてきています。
 
白麹…大正初期に黒麹菌の突然変異種として偶然発見されたものです。昭和に入ってからは本格焼酎造りの主流として定着しています。白麹菌は黒麹菌に比べ、酵素力が強く、澱粉の糖化に威力を発揮します。
 
黄麹…主に清酒造りに用いられている麹菌です。明治時代までは焼酎(泡盛以外)にも使われていましたが、南九州の温暖な地ではもろみは腐敗しやすく、当時の焼酎は、出来不出来が激しかったといわれています。
 

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焼酎と健康 本格焼酎ってカラダにいいの?

  ここ数年、現代人一人ひとり、自分の健康への関心が高まってきています。ふだんから「肥満」や「体脂肪」、「ストレス」といったキーワードに敏感に反応したり、お酒を飲む時も意識的に「健康によいといわれるお酒を飲む」とか、「糖分やカロリーの取り過ぎに気をつける」という人は多いと思います。またお酒を飲む人で、赤ワインのポリフェノール効果について聞いたことの無い人はほとんどいないでしょう。ポリフェノールは動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールの酸化を抑え、心臓病やがんの予防にも効果があるといわれています。
では焼酎はなぜ最近急に注目されているのでしょう。本格焼酎と健康の関係について、まとめてみました。
 
 
血栓症予防に効果(血液サラサラに)
 
本格焼酎がカラダにいいと言われる最大の理由は、焼酎を飲むことで「血液がサラサラになる」ということです。
 
血管内に傷がついたときにできる血の固まり(血栓)が原因で、脳や心臓の血管が詰まって起こる心筋梗塞、脳梗塞。血栓自体は常に血管内に多少は出来るもので、傷ついた血管を修復する働きをもっているのですが、用がすむと血栓を溶かす酵素(血栓溶解酵素)が血液中の要らなくなった血栓を溶かす働きをします。この働きが弱いと、つまり酵素の量が少ないと、血栓症が起きやすくなります。
 
これらの血栓症を予防するには、血液の流れを良くすることが必要です。適度な飲酒が血流を良くすることに効果的であることは、なんとなく想像がつくでしょう。しかし驚くべきことは、本格焼酎には血栓を溶かす「ウロキナーゼ」という酵素(血栓溶解酵素)が、他のどのお酒よりも多く含まれているということです。健康酒として名高い赤ワインに含まれるポリフェノールには、血栓ができるのを予防する効果がありますが、焼酎には固まった血栓を溶かす働きが、赤ワインの1.5倍もあるのです。
しかもまったくお酒を飲まない人よりも、本格焼酎を飲んだ人のほうがその酵素の働きが2倍も活性化することがわかってきました(倉敷芸術科学大学 須見洋行教授の研究より)。
 
心筋梗塞や脳梗塞は、月曜日の朝におこることが多いという統計があります。月曜日の朝、週の始めの仕事に対するストレスや緊張が、これらの血栓症を引き起こしやすいのだそうです。ですから日曜日の夜には、ゆっくり芋焼酎のお湯割りで、心も身体もリラックスしてからお休みになってはいかがですか?
 
 
気になるカロリーは?
 
美味しいものを食べたり飲んだりすると、楽しくて幸せな気持ちになれるけれど、気がつくとつい食べ過ぎたり飲み過ぎたり…。普通の人が健康問題で一番気にしているのが「肥満」なのだそうです。同じお酒を飲むなら、カロリーの低いお酒を、と思う人は多いでしょう。
 
本格焼酎は蒸留酒なので、糖分などは含まれず、ほとんどのエネルギーが純粋なアルコールからできています。蒸留酒はアルコール度が高いのでカロリーも高いと思われがちですが、アルコールのカロリーはただちに体温上昇などに消費されるため、体内に蓄積されにくいのです。日本酒、ワイン、ビールなどの醸造酒には、純粋なアルコールのほかに糖分が含まれているので、その分のカロリーが上乗せされます。
 
日本酒180mlに含まれるカロリーは142Kcal
180ml×0.15×0.789×5=106(アルコールのカロリー)
180ml×0.05×4=36(糖分のカロリー)
 (15度の日本酒一合、糖分を5パーセントとして計算)
 
本格焼酎のお湯割り180mlに含まれるカロリーは88Kcal
180ml×0.125×0.789×5=88
 (25度の焼酎を5:5のお湯割りにしたものを一合にして飲んだ場合)
 
<参考>酒のカロリーの計算方法
 飲酒時の量(ml)×(飲酒時のアルコール度÷100)
×0.789(アルコールの比重)×5 Kcal(アルコールの実際のカロリー)
 
 お酒を飲むと太るとよく言われていますが、実際にはお酒を飲むときに食べる肴のカロリーが問題なのです。ただし、いくら焼酎が低カロリーだといっても、たくさん飲めばそれだけカロリーをとることになるので気を付けましょう。いずれにしても食べ過ぎ、飲み過ぎはよくないですね。
 
 
二日酔いしないってホント?
 
飲んでいる時は美味しくて楽しくて、ついつい調子に乗って飲み過ぎ、翌朝は二日酔い。頭痛に吐き気、後悔先に立たず、もうこりごりと誓っても、喉もと過ぎれば熱さ忘れて、また飲んでる自分…。そんな経験はありませんか?
 
二日酔いは、肝臓の処理能力を越えて摂取したアルコールが、アセトアルデヒドという有害物質となって血液中にいつまでも残るために起こります。蒸留酒は、製造過程でほとんど不純物が取り除かれるため、アルコールが分解されやすい(アセトアルデヒドが残りにくい)と言われています。不純物の多い赤ワインや日本酒などに比べると、悪酔いや二日酔いしにくく、酔い醒めさわやかでいられる、というわけです。
 
そうは言っても、やはり飲みすぎれば、アルコールの摂取量が処理能力を超えてしまいますから、次の日に持ち越さないために、12時を過ぎてまで飲むのは控えましょう……。

 ・二日酔いのメカニズムと対策…いきいき健康塾。二日酔いしないために。
 
 
若さを保つ?
 
 血液をサラサラにして血流をよくすれば、血管も健康になり、全身の細胞にも新鮮な血液が行き渡るわけですから、お肌もきれいになるし、脳の働きも活性化し、老化防止にもなります。つまり適量を守って飲む本格焼酎は若さを保つ「不老長寿の酒」というわけですね。これらの効果は、アルコール分をとばしても変わらないそうですから、アルコールが苦手な人は、焼酎をお料理に使ってみてもいいかもしれません。

 ・カラダに元気!…本格焼酎と泡盛を、美味しく飲んで健康になりませんか?

 ・適正飲酒10か条…アルコール健康医学協会。お酒を上手に楽しむ秘訣!

 ・泡盛・驚く効果発見!…美容や健康に「百薬の長」泡盛の話。端泉酒造。

 ・ドクター美原のいきいき健康塾…健康についてのちょっといい話。霧島酒造。

 
もろみ酢も人気!

健康食品ブームの中、「もろみ酢」という名前を聞いたことがあるかと思います。もろみ酢とは、泡盛の製造過程でできるもろみ(かしじぇー)から抽出したエキスです。元来、家畜の飼料として利用されていましたが、泡盛のもろみで育てられた家畜は、元気で病気をせず、肉質もやわらかく美味しいことから、沖縄県工業センターと泡盛醸造業界の共同研究によって開発されました。もろみ酢は、黒麹菌により生成された天然のクエン酸を主成分として、アミノ酸とビタミン類が豊富で、健康維持、ダイエットの補助食品として注目されています。
クエン酸を主成分としているため、酢酸と違って刺激が少なく爽やかで飲みやすい酸味が特徴です。酢の物やサラダ、マリネなど料理に使ったり、健康ドリンクとしてそのまま、またはうすめて飲むとよいそうです。

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美味しい飲み方は? 銘柄よりも飲み方!

 本格焼酎ほど様々な飲み方のできるお酒はありません。いろいろ試してみて自分好みの飲み方、楽しみ方を探してみて下さい。
 
 
生(き)

本格焼酎をストレートで飲む。焼酎本来の味や香りを楽しみたい時は、割らずにそのままどうぞ。お酒に強い人向き。ただし度数の強い焼酎は、あまり飲み過ぎないように。
 
 
お湯割り

本格焼酎のお湯割りを造る時の鉄則は、お湯を先に入れてから焼酎を注ぐこと。お湯割り用のグラスや陶器製のカップにお湯を注いでまず器を温め、比重の重い焼酎をあとから注ぐことで対流がおきて焼酎とお湯が自然に混ざって、温められた焼酎からほんのりと甘い香りが立ち昇ってくる。器を温めておくと最後まで温度が下がらず、美味しく飲める。
この時大切なのは、お湯の温度。沸騰したての熱いお湯では、焼酎の味や香りがツーンと刺激的になってしまうため、ポットにいれて少し冷めた位、60〜70度くらいの温度がよい。お湯割りにして飲むときの温度が40度くらいがまろやかな香りや旨味を楽しめる。6:4(焼酎が6でお湯が4)とか5:5とか、焼酎とお湯の割合はアルコール度数にもよるのでお好みで。3:7くらいの割合(泉重千代さんが好んだ割合)でゆったりほのかな香りを楽しみながら飲むと身体にやさしく、健康的。
 
 
水割り

水で割るときは、焼酎が先で水はあとから。割り水は水道水ではなく、ミネラルウォーターのほうが、焼酎本来の旨味を損なわずに楽しめる。「都会で飲む焼酎は、同じ銘柄なのに味が違う気がする」という話を聞いたことがあるが、割り水によって、まったく味が変わってしまうものらしい。
 
 
オン・ザ・ロック

ロックで飲む場合は、じっくり凍らせたロックアイスや、均等に融けるクラッシュアイスを用い、グラス内が水っぽくなるのを避ける。順番は氷が先、焼酎はあとから。氷が少し融けて焼酎と馴染んだところで飲むのがよい。
 
 
ぬる燗

あらかじめ(少なくとも飲む一日以上前から)焼酎と水を好みの割合で混ぜてなじませておく。「人肌」にお燗をして香りと旨味を楽しみながら飲む。お燗をつけすぎると、せっかくのまろやかな香りがとんでしまうのでご注意を。
宮崎県ではアルコール度数20度の燗酒、熊本県では30度の燗酒がよく飲まれる。
 
 
そのほかに

緑茶やウーロン茶で割ったり、お湯割りに柚子の皮を刻んで入れたり、梅干しを入れてみたり、飲み方、楽しみ方は自由自在。

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こだわりの酒器

南九州では晩酌のことを「ダレヤメ」というそうです。「ダレ」とは「疲れ」のこと、「ヤメ」は「とる」こと、つまり一日の疲れをとる、癒しの時間のことです。
「ダレヤメ」をさらにゆったりと、本格焼酎を雰囲気とともに味わって楽しみたいと思う方は、こんな酒器を揃えてみてはいかが?
 
黒ヂョカ(鹿児島・沖縄)

鹿児島や沖縄に古くから伝わる土瓶形の酒器。各家庭に火鉢や囲炉裏があった頃、直火でゆっくり人肌に温めてうまい焼酎を時間をかけて楽しんだ。焼酎はやはりあらかじめ(一日以上前から)好みの割合で水と混ぜてなじませておく。蓋が温かくなる程度(約40度前後)で火からおろす。ぬる燗になるまで冷まし、よく混ぜてから飲む。使ったあとは洗剤などで洗ったりせずに、そのまま乾かして使い込んでいくのがいいらしい。土の持つ重量感の中に温かさ、優しさが感じられ、使えば使う程味がでる。
直火にかけられない黒ヂョカもあるので、火にかける前に確認を。沖縄では冬でもお酒に燗を付けて飲む習慣がなかったので、沖縄産の黒ヂョカは直火にかけると割れてしまう。そういう場合は湯せんで人肌に温めて。
 
カラカラ(沖縄)

 沖縄で創られた徳利。酒好きな坊さんが絶対に倒れない徳利を、丸餅をヒントに考えだしたところ「貸せ貸せ(カラカラ)」と評判になったところから名付けられたといわれる。
 
ガラとチョク(熊本)

 球磨地方のガラのルーツはカラカラと同じ。陶器製で直火にかけられる徳利。チョクは小さめにつくられた陶器製の猪口。熊本では球磨焼酎は水で割らずに直燗で飲むのが主流であったため、度数の高い焼酎を「生(き)」のまま、小さいチョクでクイッと飲んだ名残りといわれる。
 
ソラキュウ(又はソラギュウ)(熊本・鹿児島)

 底が独楽のように円錐形にとがったぐい呑みで、注がれたら飲み干さなければ置くことができないというユニークな盃。「そらっ」と注がれて「キュウッ」と飲み干すところから名付けられた。中には底に小さな穴を開けたものもあり、そのままでは酒がこぼれるので、指で穴をふさいで飲み干さなければならないという、いわば「下戸いじめ」の盃。
高知県にも同じ様な盃があり、こちらは可盃(べくはい)と呼ばれている。天狗やおかめの面の形のものなどがある。漢詩で「可(〜べく、〜べし)」はレ点をつけて常に上に付く、下には置けない、という意のシャレから名づけられたといわれる。さらに可盃のルーツをたどると、遠く中国西域で一般的に使われていたもので、砂地に突き刺して傾かないようにするために底を尖らせたものなのだそうである。
 
薩摩切子(鹿児島)

 鹿児島県のガラス工芸品。色ガラスに模様を削り込んだ美しいもの。氷を入れると、クリスタルガラスの鮮やかな色彩と、澄んだ音色が楽しめる。オン・ザ・ロックにぜひ。

 ・薩摩切子・薩摩焼 しまづ屋

 ・鹿児島県特産品…黒薩摩、薩摩切子などの伝統工芸品や、きびなご、さつまあげなど。

 ・酒器に凝る…薩摩焼の窯元を紹介。e-焼酎 〜鹿児島〜。

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料理と本格焼酎

焼酎は肉・魚・野菜、和・洋・中のどんな料理とも相性がよく、しかも食前・食中・食後を問わずに美味しく飲める、飲み方自由自在なお酒ですが、その中でも焼酎の素材や性質によって、相性のいい料理というものがあります。もちろん最も相性のいいのは、その焼酎の造られた地域で昔から親しまれている郷土料理でしょう。
料理や雰囲気・シチュエーションに合わせて、いろいろな銘柄の本格焼酎を、いろいろな飲み方で楽しんでみて下さい。あなたの焼酎ワールドは無限に広がることでしょう。

ベストマッチ!よく合うお料理
…手軽で簡単にできる焼酎を使ったお料理のレシピあれこれ。

素朴手作り大集合
…宮崎県のうまいもの。特産品や郷土料理のご紹介。

焼酎紀行 焼酎にあう料理
…おいしい焼酎においしい料理。逸品が食べられるお店はここ。

こんなお料理にはこの焼酎
…お料理のメニューからぴったりの焼酎を選んでくれます。

こんな場面だったらこの焼酎
…これは必見! シチュエーションに合わせた焼酎選び。

 

 

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本格焼酎入りチョコレート

本格焼酎入りのチョコレートが発売されています。芋焼酎、麦焼酎、泡盛などをゼリー状にしてチョコの中に詰めたトリュフ型のものや、生チョコに練り込んだものもあります。いずれも数量限定販売のようです。

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焼酎こぼれ話

焼酎のイメージを変えたボトル

 「焼酎」というと、少し前までは「匂いのキツイ、安い、オジサンの飲むお酒」というイメージが強く、若い女性からは敬遠されがちな存在でした。しかし最近は、都会を中心に次々とオープンする焼酎バーでも、ワインやカクテル感覚で飲める、サラリとした芋焼酎を注文する女性客が増えているそうです。個性豊かな銘柄の焼酎をアピールするのに、どれも同じ茶色の一升瓶(1800ml)や五合瓶(900ml)ではなく、720ml入りの淡いブルーやグリーンといったさわやかなイメージのボトルや、鮮やかな赤や青、オレンジなど色も形もさまざまで、インテリアにもマッチするスタイリッシュなボトルの焼酎が女性の心を惹き付け、ブームの牽引に一役買っています。数ある銘柄の中で消費者に個性をアピールするには、味だけではなくパッケージやデザインといったビジュアルイメージ的な要素がとても重要になっているようです。いろいろ飲み比べてみるのには、一升瓶よりは小振りな720mlというのはお手軽で、仕事帰りにも買いやすいということもあります。飲み終わったボトルは一輪挿しにしてもよし。ある焼酎バーの話では、いわゆるプレミア焼酎にこだわりを持ち、同じ銘柄を飲み続けるのは男性に比較的多く見られる傾向で、新しいイメージの焼酎で冒険するのは、嗜好に対する探求心が旺盛な女性に多いのだそうです。その日の気分や体調に合わせて、バラエティに富んだ焼酎の中から自分の好みの銘柄を選ぶ、焼酎にも新しい時代がやってきたのです。

無色のボトルに樹脂コーティングすることによって、さまざまな色のボトルが登場しています。色ガラスはリサイクルしにくいものがあるそうですが、樹脂コーティングしたものは無色透明のビンとしてリサイクルOK。また、表面に曇りガラス状の加工(フロスト調コーティング)を施すことによって、「艶消し」の高級感を出したものも増えています。ちなみに地元鹿児島県では、焼酎は一升瓶で買うのが一般的とか。

 ・焼酎とガラスびんの関係ガラスびんに関するリポート。日本ガラスびん協会。

さまざまなネーミング

ボトルの色やデザインと同様、いやそれ以上に華やかで実に多彩なのが、焼酎の名前です。焼酎の銘柄はざっと数えただけで1000種類をはるかに超えています。同じ銘柄でもアルコール度数の違いや熟成年数の違いなどでそれぞれラベルが違いますから、正確にはどのくらい種類があるのかつかみきれませんが、各蔵元が一番こだわるのがやはりネーミングでしょう。よりインパクトのある名前をつけて、より多くの人に覚えてほしいわけですから。名前の付け方としては、原材料や製造工程、麹の種類そのままに「いも麹 芋」「黒甕」「にごり黒」「黄麹蔵」「蒸留したて」産地の地名や風土を連想させるもの「桜島」「さつま白波」「壱岐」「久米仙」「奄美」「霧島」「屋久島」蔵元の当主や杜氏(とうじ)の名前から「村尾」「佐藤」「森伊蔵」「小牧」「萬膳」「杜氏潤平」「濱田屋伝兵衛」「相良九代目」などがあります。どれも伝統的な焼酎蔵のイメージがします。
変わったところでは、
「百年の孤独」はノーベル文学賞受賞作家、ガルシア・マルケスの小説から、
「野うさぎの走り」は「不思議の国のアリス」から、
「鉄幹」は、蔵元のある鹿児島県川内町ゆかりの詩人、与謝野鉄幹にちなんで命名されています。
「豪放磊落」、「晴耕雨読」などの四文字熟語や、
「克」「蘭」「楔(くさび)」「刀」「海」「翼」「氣」などの漢字一文字の名前、
「不二才(ぶにせ・不細工だが人から愛される男の意、反対語は「よかにせ」)」「すんくじら(すみっこの意)」「おやっとさあ(おつかれさまの意)」「一刻者(いっこもん・頑固者の意)」といった地元の方言から命名されたものもあります。いかにも地元で愛され続けてきた焼酎らしいネーミングです。
ほかにも「明るい農村」「天使の誘惑」「千年の夢」「不阿羅王(ファラオ)」「杜(もり)の妖精」「燃ゆる想ひ」「風に吹かれて」「ちびちび」「れんと」「初恋」「花恋慕」「野いちごの恋」「碧(あお)の手紙」「銀の水」「めぐり逢いの時間(とき)」など、なかなかチャーミングな名前がまさに百花繚乱! ラベルを眺めているだけで楽しくなりますね。あなたはどんな名前の焼酎に惹かれますか?

 ・
鹿児島の方言集方言調べ。鹿児島県鹿屋市立寿小学校。
 
焼酎の歴史

 ・SUNTORY 麦六先生の焼酎講座…焼酎の基礎知識を楽しいアニメーションで解説。

 ・泡盛の歴史 ヘリオス酒造…焼酎のルーツ、泡盛の歴史を年表で見る。

焼酎ブーム、アジアへ  (2005年1月・新聞、TVで報道)

焼酎や泡盛のルーツが東南アジアという説もあり、ベトナムやシンガポール、中国などの東南アジアでの焼酎人気が高まってきている。日系企業の駐在員から伝わったのがきっかけだが、現地の人にもなじみやすいらしい。人気が高いのは日本と同じく芋焼酎だが、日本でも品薄なため、輸出量はまだ少なく、現地ではなかなか手に入らない状況だという。海外事業部を新設する大手メーカーもいくつかあり、日本市場の先行きへの不安から、海外への先行投資を試みる。

 ・2004焼酎業界10大ニュース
 
コラム

 ・古酒を楽しむ…名酒泡盛古酒(クース)の魅力を解説。

 ・酒文化研究所…時代や文化とリンクしたお酒に関するコラムの数々やイベント情報、メルマガなど。

 ・本格焼酎界のキーマン リレーインタビュー…焼酎文化を支えてきた鹿児島本格焼酎業界のキーマンへのインタビュー集。

 ・知ってる?本格焼酎のこと…日刊ゲンダイ掲載の酒文化研究所のコラム。

 ・e-焼酎 鹿児島版…鹿児島焼酎を育む杜氏インタビュー。蔵元・飲食店の紹介。

 ・e-焼酎 宮崎版…「わかば」の舞台となった井上酒造他、宮崎県の蔵元・飲食店の紹介。

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蔵元探訪記

こだわりの本格焼酎、生まれ故郷の南九州各地にその蔵元を訪ねてみませんか? 
工場見学のできる蔵元もたくさんあります。

 ・ひるね蔵酒亭 薩摩酎行紀

みやざき焼酎 浪漫紀行

 ・宮崎 匠の蔵

 ・焼酎紀行 九州お蔵探索

 ・泡盛倶楽部 富永麻子の酒造所巡り

 ・九州焼酎探検隊 蔵元探検リスト

 ・お酒の情報ひろば 長崎の蔵元を訪ねて

 ・本格焼酎専門店寄って味亭 蔵元リンク

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リンク集

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 焼酎台帳
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 南日本新聞 かごしま焼酎探訪
 本格焼酎フェスティバル2004
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焼酎大好き 球磨焼酎
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